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ふれあいで在宅医療サービスの明日を拓く。社名一新の「フレアス」


全国33ヵ所に事業所を持ち、訪問マッサージを展開してきた「ふれあい在宅マッサージ」。業界ナンバーワンのリーダーカンパニーが今年の7月に社名を「株式会社フレアス」に変更。新社名にこめた新たな思いと今後の企業展開について、澤登拓代表にうかがいました。

ヒポクラテス運営部:社名変更の意図、「フレアス」という新社名にこめたものは何ですか?

当社は2002年に「ふれあい在宅マッサージ」を設立し、以来約10年にわたって全国に事業所を拡大してきました。当社の歩みとともに日本の在宅医療の役割、重要度もますます高まり、患者さまのニーズも多様になっています。保険適用のマッサージを主な業務として展開してきた当社ですが、日々、患者さまとふれあうことにより、マッサージ以外でも患者さまに貢献できるのではないかと思うようになりました。そこで全国に広がった拠点を利用し、マッサージを含めた新しい在宅医療サービスの提供を目指そうと考えたのです。そのためには社名に入っていた「マッサージ」をとり、介護やリハビリなど複合的な在宅医療サービスの提供にふさわしい新社名が必要となりました。そこで、新社名を社内で公募にかけ、「フレアス」に決定しました。
私たちの企業理念である「人と人のふれあいを大切にし、在宅医療サービスで未来を明るくする」のもと、「ふれあいで明日を拓く」という意味がこめられています。

ヒポクラテス運営部:在宅医療サービスの市場についてどう思われますか?

日本の高度経済成長とともに成長し、さまざまな分野で日本をけん引してきた〝団塊の世代〟にあたる人たちが60歳を越え、どんどん一線から退いています。彼らが70歳、80歳を迎えるとき、寝たきり老人の数はいまの2倍、3倍となっていくでしょう。それに合わせて病院のベッド数が2倍、3倍となることは物理的に不可能で、当然、在宅医療に頼らざるを得なくなりますね。これは人口構造の変化や地域コミュニティーの対応を見ても明らかなことで、そこに私たちが活躍する場も使命もあると考えています。
在宅医療の仕事は、そこにマーケットがあるからできるというものではなく、信頼できるサービスを提供する人がいなくてはなりません。それがモノを届けるだけの物販の仕事とは違う点です。ルートやシステムをつくれば流れていくものではなく、血の通った技術と人間性を備えた人間がいて、初めて成立する仕事だと思っています。

ヒポクラテス運営部:フレアスの現状と、力を注いでいることを教えてください。

マーケットがあるからではなく、人がいてこそ成立する仕事だと言いましたが、まさにフレアスの強みは人材だと思っています。現在、全国33事業所で350名のスタッフが働いています。その1人ひとりに当社独自の研修システムで、現場で働くためのあらゆるノウハウ、知識、技術、人間性を身につけてもらっています。どんなに技術が高くても、患者さまへの思いやりや配慮がかけている人間は当社では採用しません。当社は主に高齢者を対象にした医療サービスが基本なので、人間的なやさしさや思いやりの心が、何より患者さまとの対応に必要となるからです。そのために当社は独自の研修プログラムを作成し、技術と心を持った治療家の育成に力を入れてきました。その成果が現在の350名のスタッフに結実していると自負しています。今後もこの研修システムにより、1人でも多くのフレアスのスタッフを全国に送り出したいと考えています。

ヒポクラテス運営部:今後、フレアスが目指すものとは?

ダイヤモンド社が、年度ごとに活躍した企業に賞を贈っているのですが、実は当社は2010年のマーケットクリエーション部門の特別賞をいただきました。在宅マッサージ業界では初めての受賞で、当社が行ってきた活動が、広く日本のビジネス界にも認められた証拠だと嬉しく思います。在宅マッサージ業界は、まだまだきちんとした業界ルールがなく、それぞれの企業が独自のルールで運営していることが多いのです。私としては、このビジネスがもっと広く世間に認知され、活用されていくには、業界内のきちんとした秩序をつくっていかなければならないと考えています。それには個々の企業が責任を持って人材を育成し、患者さまに確かな技術とサービスを提供すること。患者さまに信頼される関係をつくり、地域にも貢献できる企業としての役割を果たしていくこと。この2つを守ることで、確かな秩序が生まれるものと確信しています。それ自体が当社設立時からの私たちの願いであり、目標としてきたことなのです。
在宅医療サービス・患者さま・地域。この3つの繋がりをより強固にすることが、これからのフレアスの使命です。業界ナンバーワンという自覚を持って、より患者さまのニーズに応え、信頼される在宅医療サービスの提供を目指してこれからもがんばっていきたいと思います。